保育士試験【社会福祉】独学勉強法◎早期暗記必須4つの暗記ポイント☆法整備・社会保障・福祉計画の整理観点も徹底解説!

筆記試験勉強法
とあみかん
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複数回受験の方で最後まで残りがちな科目「社会福祉」

難しい印象の問題が多く私も苦手でしたが、本試験を振り返ると基礎的なテキストレベルの問題も出題されています。ここを確実に得点する作戦でいきましょう!

この記事では保育士試験科目「社会福祉」の勉強法についてトピック毎に解説します。

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社会福祉の全体像:本試験は難問だけじゃない!テキストレベルを確実に得点する戦略が◎

とあみかん
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範囲が広くどうしても理解や暗記もが浅くなりがち。社会福祉は特に早めから暗記対策をしておくことで、テキストレベルの問題を確実に解答できる土台をつくりましょう。

本試験ではどうしても初見問題がつきもの。
特に社会福祉で初見の法律や法整備関連の問題では「えいや!」で解答するほかありません。
テキストや問題集で何度も見覚えのある内容を優先度高く確実に理解を進め問題集で1度しか見かけないような内容は優先度を下げる見極めも大切です。
勉強や問題演習を進めていく中でだんだんと見極められるようになってきます☆

暗記対策で土台を作ろう!早めに覚えるべき4つのポイント

とあみかん
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テキストをじっくり読解して問題集に進めたいタイプでしたが、この科目は理解と暗記と問題演習を平行して進めていくことで解答力が上がってきます

1.社会福祉の歴史と人物
2.頻出の社会福祉法・児童福祉法
  →他の関連法も第1条だけは暗記対策に加えると◎
3.社会保障関連(公的年金・介護保険・生活保護など)
4.相談援助関連(アプローチ名称・過程)とカタカナ専門用語
 (例:レスパイトケア・スーパービジョン・ストレングスモデルなど)

全科目に共通して言えるのが、受験年度が違ってもほぼ変わらない内容は早期に暗記対策すべきです。法律や最近の保育トレンド的な内容は受験年度によって変更・改正もありチェックする必要がありますが、歴史など【過去】の内容はまず変わりません。
前もって覚えておくことでアドバンテージになります☆
暗記対策は単語帳や赤シートで隠す、一問一答問題集、自分用レジュメでまとめなおす等ご自身に合う方法でやってみましょう。

ポイント1:社会福祉の歴史と人物はまず最初に着手すべし

とあみかん
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歴史上の人物と行ったことの組み合わせは、似た名前の人物もケアレスミスが無いよう正しく丁寧に覚えておきましょう!

テキストの序盤にだいたい掲載される日本と海外の歴史、社会福祉の場合はイギリスの歴史ですね。
暗記観点として歴史の年号を正しく覚えるより「流れ・順序」を頭に入れておくことが大事◎
私のおすすめは、オリジナル年表の作成です。
社会福祉の歴史は、児童家庭福祉や社会的養護と他科目とも重複する内容ですので、科目をまたいで整理することで理解がより進みます☆
詳細は下記記事に掲載しています。

歴史の流れの延長で「法整備の流れ」も整理しよう

歴史年表が近年になるにつれ、法整備の流れも併記し整理するのがおすすめです◎

【法整備の整理観点】
施策ごとに時系列で追ってみましょう!
高齢者施策・子育て支援施策・待機児童施策・少子化対策施策など

それぞれに着目して時系列に書き出してみると、テキストで言葉の羅列にしか見えなかった内容もつながってきますし、法整備の集中する年度も見えてきて覚えやすくなります。
参考までに見づらいですがテキストの「子育て支援施策の年表」に追記した内容を載せます。

テキスト記載の表の左端は「障害者関連の福祉計画や法整備の流れ」の一部。
年号近くの青文字は「高齢者施策」の法整備の流れの一部。
施策を併記し時系列で追うことで、1994年・1999年・2003年等、法整備の集中する年度が見えてきて暗記のマイルストーンになります☆

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ポイント2:よく出る社会福祉法・児童福祉法&関連法も第1条は暗記対策に加えると◎

とあみかん
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生活保護法等の社会保障系や身体障害者福祉法等の障害者関連法と…テキストには沢山載っていて全部覚えるなんて無理!と諦めたくなりますよね。

ただ法律はほぼ必ず出題されますので、暗記対策によって「見覚えある!うろ覚えだけど知ってる!」という状態を作ることが大切☆

まず社会福祉法・児童福祉法は大切な上に他科目でも重複しますので、テキスト・問題集で出ている条文は暗記対策に加えましょう。
社会保障や障害者等の関連法については、まず第1条だけ暗記対策に加えてみましょう。
他科目にも共通していますが、法律の1~3条は「目的」等大切にしたい理念が記載されています。
目を通しておくと理解が深まります。

各法律に基づく社会福祉計画を見逃さないで!
とあみかん
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社会福祉関連の法律の説明と共に記載される「福祉計画

私は終盤までこの存在に気づかず、急いで整理しました。
早期に整理しておけばもう少し覚えられたのですが、暗記までできずひたすら試験に出ないよう祈っていました。

福祉計画とは、社会福祉法で言えば「市町村地域福祉計画」と「都道府県地域福祉計画」
老人福祉法で言えば「市町村老人福祉計画」と「都道府県老人福祉計画」にあたります。
市町村〇〇・都道府県〇〇と似たような言い回しで読み流しそうですが、1歩踏み込んで整理することで把握しやすくなります。

【福祉計画の整理観点】
・策定主体は?:都道府県?市町村? 両方または片方のみ?
・根拠法は?
・計画の策定義務は?:義務あり?(「定めるものとする」と表現)、努力義務?

整理観点を元にまとめたメモを参考までに。
障害者・障害児関連の「計画と根拠法」の組み合わせが
紛らわしいのでよく確認しました。
障害福祉計画:児童福祉法
障害福祉計画:障害者基本法
障害福祉計画:障害者総合支援法

ポイント3:社会保障関連は余力あれば細かい内容までおさえておくと◎

とあみかん
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公的年金制度の仕組みって懐かしい公民の授業でやった内容ですよね。
社会人として知って当然の内容…ですのでご存じの方はどうぞ割愛くださいね。

私はこの内容の理解ができなくて、困っていた身です(恥

暗記観点として以下を整理すると理解が進みます。

【社会保障関連の暗記観点】
保険者はだれか?被保険者はだれか?(対象年齢などを暗記対策として確認)
・年金や給付、社会手当の種類、だれに給付されるのか?
・保険料はだれがどれくらい(割合)負担するのか?

上記の概要の整理が進んだらテキストの欄外に小さく掲載される補足内容にも手を広げましょう。
公民の試験ではないので、より突っ込んだ内容が問われる可能性はあると思います。

ポイント4:相談援助関連・カタカナ専門用語はとりあえず覚えながら理解が◎

とあみかん
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バイステックの7原則・パールマンの4つのP・相談援助の展開過程・アプローチ種類・・・

実際に相談援助業務に携わっている方でしたらすっと理解できると思いますが、未経験の私には言葉の羅列にしか見えなくて。

上記で挙げた例はテキスト記載の内容です、うろ覚えにするわけにはいきません。
腹をくくってとりあえず暗記対策して覚えておくと決めてしまうことが大事
加えて「ノーマライゼーション」「レスパイトケア」等カタカナ専門用語の扱いですが
社会福祉全般に専門用語が多く、うろ覚えの方は正しく暗記対策しておくことをおすすめします。
私も途中までうろ覚えでやってましたが、誤答が多く急いで単語帳に追記しました。
歴史上の人物や年表と同じく早めに暗記対策を進めてアドバンテージになる内容ともいえます。

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沢山ある社会福祉行政と社会福祉施設の攻略法◎児童家庭福祉でも役立つ!

とあみかん
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福祉事務所・○○相談所など社会福祉行政、乳児院・障害者施設など社会福祉施設は、もう沢山あり言葉の羅列に見えがちです。

名称よりどんな内容を行うかは想像できるかと思いますので、実施主体・設置義務・根拠法に着目して整理しましょう。
児童家庭福祉にも重複する内容ですので、整理する価値アリですよ◎

社会福祉行政は【実施主体は?設置義務あり?根拠法は?】の3観点で整理

試験で問われるのは、社会福祉行政の役割・目的だけでなく【実施主体・設置義務・根拠法】まで1歩踏み込んだ内容と見込んで整理しておく安心です◎

【社会福祉行政の整理観点】
実施主体: 実施主体が国?都道府県?市区町村?その他?(政令指定都市など)を確認
設置は義務か?任意設置で良いのか? を確認
根拠法の確認(例:婦人相談所→売春防止法に基づき設置)

私はテキストのこの階層図が理解しやすく
「実施主体・設置義務の有無」を追記して見返していました。
整理していくと「都道府県」が「設置を義務付けている」社会福祉行政が多いことが見えてきます。
それ以外の組み合わせから覚えれば着手しやすいですね。

社会福祉施設も【第1種社福事業?/2種?・実施主体?根拠法?】で整理

沢山ある社会福祉施設・児童福祉施設(例:乳児院、児童養護施設・救護施設など)は様々な切り口で整理することできます。
社会福祉・児童家庭福祉と2科目にまたがる観点で整理してみましょう。

【社会福祉施設・児童福祉施設の整理観点】
第1種社会福祉事業/第2種社会福祉事業のどちらなのか?
・実施主体: 国・地方公共団体・社会福祉法人?制限なし? を確認
・根拠法:社会福祉法?児童福祉法?その他の法律? を確認
・利用は「措置」?「自由意思(契約)」? 
とあみかん
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上記観点はあくまで一部ですが、福祉施設の一覧表を眺めるだけより整理観点で見分けていくことで主体的に理解しようとする流れになりやすいかなと思います。
根拠法が社福法や児福法以外だと「あれ?」と覚えるきっかけになりますし、少しずつ整理を進めてみましょう。

情報提供・苦情解決・第三者評価といった社会的責任も【主体・義務・根拠法】の3観点で理解しよう

社会的養護でも「児童福祉施設の第三者評価」とほぼ同じ内容でテキストに掲載されているこの内容。
重要トピックなのですが、最後まで苦手でしたが整理観点などをこちらの記事に掲載しています。
ご参考まで。

おまけ:生活保護と社会手当・母子父子寡婦関連は丁寧に勉強しておくと◎

近年の傾向で生活保護世帯の増加や、ひとり親家庭の増加等で社会手当も出るかな・・・と勝手に思いこれらの内容は軽く流さず丁寧に理解を進めておきました。
社会福祉の本試験でも、生活保護や母子父子並びに寡婦福祉法についての出題があり「ヤマ当たったー!」と喜んだ覚えが。

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