保育士試験【子ども家庭福祉】独学勉強法・児童福祉法の早期暗記が肝心◎地域福祉行政・保育サービスを4つのポイントで解説

筆記試験勉強法
とあみかん
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この科目はうれしいことに保育原理・社会的養護・社会福祉など他科目と重複する内容が沢山あるので、重複する箇所を丁寧に勉強し効率的な勉強もかないます◎

また児童福祉法は早めに暗記対策することでアドバンテージにしたいところです。

この記事では保育士試験科目「子ども家庭福祉」の勉強法についてトピック毎に解説します。

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子ども家庭福祉の全体像:歴史法律条約は早期暗記対策&沢山ある児童家庭福祉行政サービスの整理が大事◎

とあみかん
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子ども家庭福祉の歴史と児童福祉法などの法律、保育指針は早めに暗記対策を始めて得点源にしましょう☆
この科目で悩ましいのが沢山出てくる子ども家庭福祉行政や保育・母子保健サービス、保育に携わる専門職や施設の内容理解ではないでしょうか。
似通った名称も多く字面だけでボヤっと理解にとどめておくと誤答しやすいので、ご紹介する整理観点を参考に理解を深めましょう!

保育原理・社会的養護・社会福祉とも重複するからこそ歴史・法律条約は早めに暗記対策はじめておくべき

私の攻略法としておススメしている「歴史や歴史上の人物」の早期暗記対策
法律や統計値等は受験年度によって更新や改正により確認すべき内容が変わる反面、過去に起きた歴史の出来事や人物は受験年度にかかわらず内容が変わりません。
他科目に共通した勉強の進め方として、歴史関係の内容は早期に暗記対策を繰り返すことで得点源にすることがかないます。

他科目とも重複する子ども家庭福祉の歴史はオリジナル年表作りで丁寧に理解する価値あり!

とあみかん
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子ども家庭福祉の歴史の流れをテキストで読むとすぐに「見覚えある人物出てきたな?」と気づくと思います。他科目にも記載されている歴史人物・出来事を年表に書き足して「これさえ見ておけば大丈夫」な年表を作るテキストを読むだけより確実に頭に残りやすくなります◎

似たような内容がテキスト上下巻にまたがって散らばっていると、復習する時迷子になるし、知識もつながりずらく感じて自分で年表を作りました。
一気に作るというより他科目の勉強も平行しながら少しずつ書き加えていくと、無理なく作れます。
特に歴史では、この出来事が起きたからこの条約・憲章・法律が施行された、という因果関係と時間軸の流れも理解する上で大切

【オリジナル歴史年表】
左側は「子ども家庭福祉・社会的養護の歴史」
右側は「教育の歴史(主に教育原理の内容)」


※特に戦後から現在にかけては、少子化や子育て関連の法律の施行順序を時系列に把握するのにも役立ちます。

自分で書き込む分手間はかかりますが、歴史の順序等が頭に残りやすく、試験で出題されたら頭の片隅の記憶を引っ張り出して解答できる力へとつながります。
お手元のテキストの巻末等に年表が添付されている方は、そちらに書き込むスタイルも手間が少なくおすすめ!

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法律の早期暗記対策:児童福祉法うろ覚え危険!第1条~4条から暗記しよう

とあみかん
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保育原理と並んでこの科目も児童福祉法はテキストにしっかり載っていますね。
法律は苦手という方もうろ覚えにしておかずまず児童福祉法第1条~4条までを早めに暗記対策に加えましょう。
時々児童福祉法改正もあります、法改正が受験年度の出題範囲に含まれるかどうかは勉強前に調べてくださいね。

児童福祉六法やその他関連法もまず第1条を確認

児童福祉法の他に「児童福祉六法」としてテキストに沢山載っていてげんなりしますよね。
テキストに掲載される条文は極めて重要なので、理念や目的の記載されている関連法律の第1条は暗記対策に加えましょう。
余力がある時には、問題演習や過去問でよく出題される条文も暗記対策に追加していました。

参考リンクは「児童の権利に関する条約」に限っていますが、ほか教育基本法・日本国憲法など他科目でチェックすべき法律も「過去によく出題されている条文」を追加で調べ暗記対策に加えましょう!

子どもの権利擁護に関する法律・条約について、理解もしながら覚えるのにこちらの記事を何度も読みました。とても参考になりますので是非。

多様化する保育サービスや地域保育事業の整理は4つの観点で把握しよう

とあみかん
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多様化する保育サービスとして「地域子ども・子育て支援事業」「地域子育て支援拠点事業」「子育て援助活動支援事業」等似通った名称で沢山あり、違いが分からないため誤答の多い内容でした。4つの整理観点でみていくと違いと共に保育現場のイメージがみえてきますよ。

【保育サービス 4つの整理観点】
誰が? :保育サービスの実施主体の確認(市町村?都道府県?民間?)
誰を? :対象となる子どもの確認(乳幼児?小学生?病児?ほか人数など条件ある?)
どこで?:保育する場所や分類(型)の確認
◎根拠法や計画は?:保育サービス全てが児福法に基づくとは限りません(泣
      児童福祉法?母子保健法?市町村子ども子育て支援事業計画?確認しましょう

全ての保育サービスについてこの整理観点を明らかにできなくても大丈夫◎
ただこの視点をもってテキストを読んでみるだけで、似たような保育サービスでも違いを発見できるはずです。

児童家庭福祉行政の各機関も同じ4つの整理観点で整理しよう

とあみかん
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児童相談所・福祉事務所・児童家庭支援センターなど行政機関も似通った名称だから、うろ覚えで済ませたくなりますよね。4つの観点で整理できますので見ていきましょう。

【児童家庭福祉行政 4つの整理観点】
どこに設置?:設置するのは都道府県?市町村?加えて設置義務か任意設置でOKかも確認
誰が?  :どのような専門職が配置されているか?
誰を?  :対象者の確認(子ども?妊産婦?障害児?)
根拠法は?:各行政機関は根拠法に基づき設置されており、全てが児福法とは限りません泣

さらに深く理解する観点として「誰が費用負担するか?」確認しよう

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保育サービス・児童家庭福祉行政サービスを「誰がどれくらい費用負担するのか?」という観点は、子ども家庭福祉でしか載っていないように思います。
実施主体がサービスにかかる費用全額を負担するとは限りません。

例えば、地域子ども・子育て支援事業でいうと…
実施主体は「市町村」ですが、費用負担は「国・都道府県・市町村で1/3ずつ負担」となります!
テキストではプラスアルファ的な補足程度で記載されていますので、問題集等で出てきた時に見返してみると理解が深まります。

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本丸◎児童相談所と児童虐待については通告からの流れをしっかりと!近年の傾向分析もあわせて☆

とあみかん
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この科目のメイン論点「児童相談所と児童虐待」については、虐待発見からの流れの確認と近年の虐待件数とのその内訳の分析がポイント◎
児童虐待防止法も1.2条は早期暗記対策に加えましょうね。

大まかな流れは図解で&法改正トピックも多いので丁寧にひろおう

テキストにこのような通告から裁判所までの流れの図解を
誰が?誰を?どこに?通告義務あり?
の観点で整理すると理解が進みます。

このトピックは最新の法改正も丁寧にひろうべき◎
過去年度のテキストで勉強している方も、最新受験年度のテキスト等で法改正の有無を確認をしましょう!
問題集等でより深掘る細かい内容が出題された際にも、テキストに追記して深い理解に努めるべき内容です。

児童虐待件数の把握は過去からの増加幅を把握しよう&直近の件数も調べよう

児童虐待件数が増加傾向にあることは、皆さんもご理解済かと思います。
テキストに記載の児童虐待相談件数で確認したいのが「増加幅」
平成から令和までの増加幅の変動を見ると、下記のように急激な増加傾向が見えてくるはずです。
年に数千人程度の増加 → 1万人程度増加 → 1年で2万人弱増加 では増加幅が2倍

さらに直近の年度の児童虐待相談件数もインターネット検索しておくとなお良いです◎
試験に直近の件数は出題範囲から外れますが、増加幅の傾向を確認しておくために有効です。

少年非行は児童虐待の理解を終えて直前でも良いかも!定義が細かいため要注意◎

とあみかん
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少年非行については、少年犯罪自体が児童虐待と異なり減少傾向なのでどこまで丁寧にやるか悩みどころですが、保護までの流れが児童虐待と似ているので混同しないよう気を付けましょう。

「少年」の定義が少年法と児童福祉法で異なったり、「少年院」と「少年刑務所」の違いは何?
と非行少年関連の似通った用語が多いため、うろ覚えはおすすめできません。
しかし少年犯罪の人数・触法少年の人数はインターネット検索したところいずれも減少傾向にあり、重要度の観点から保育士試験に出題されるかしら?と私個人としては疑問に思っている内容でもあります。

重要度としては先にお伝えした児童虐待関連の方が高いので、まずそっちの理解を進めた上で非行少年関連を直前に正しく理解する方が、効率的かなと感じます。

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